「親子支援」と「地域支援」の2つの分野で支援を行っています。
1. 親子支援
子どもの支援(18ヶ月〜6歳)
子どもを中心においたプレイセラピー(DIRFloortime®)を通して個別発達支援を提供しています。私は、「遊び」こそが幼児期における発達の最高の表現であると考えています。 遊びは、思考力、創造力、柔軟性、共感力、その他多くの生涯にわたるスキルのための脳の経路を構築するからです。
Affect Pathwaysでは、DIRFloortime®療法を使って、困りごとを抱えたお子さん、主に自閉症スペクトラム障がい(ASD)、注意欠陥多動障がい(ADHD)の診断のあるお子さんの発達をサポートしています。
DIRFloortime®は、子どもの発達に焦点を当てた療法で現在世界70カ国で導入されています。
DIRFloortime®の主な目的は、子どもの自然な興味と好奇心に基づいて、感情的な関係を築き、コミュニケーション能力を向上させ、発達の機会を最大限に引き出すことです。このアプローチでは、子どもとの共同プレイやインタラクションを通じて、子どもの発達レベルに合わせた支援を提供します。
発達支援と並行して、聴覚処理に課題を抱えているお子さんには、音楽療法 The Safe and Sound Protocol™も実施しています。
Affect Pathwaysでは、知的障がい、読み書き障がい(LD:ディスレクシア、ディスカリキュラ、ディスグラフィア)は専門外になりますので、その場合はSENIA Vietnamの作成する専門家リストをご紹介いたします。
親の支援
運転や車の購入とは異なり、子育てのマニュアルや、その子に合った子育てを指導してくれるインストラクターは存在しません。また、子どもは育った環境や周囲との関係により常に変化し、成長していくものです。親は常に最善の育児法を探し求めます。自身が育てられたように育児をする人もいれば、人から見聞きした育児法を試してみることもあります。
多くの親、特に日本国外で子育てをしている母親は、外国での生活や家事に適応しながら、周りの支援が十分とは言えない環境で子育てをしています。母親が自らコミュニティーの輪を広げ、外に出て強い絆を築かない限り、自然に居場所の選択肢は少なくなり、限られた範囲内でやりくりをせざるをえなくなります。
Affect Pathwaysでは、親が子どもの発達に関する相談ができる場を設けるとともに、知識と理解を深めるお手伝いをしています。知識を持って子育てをすることで、二次的・三次的な問題を回避することが可能になるはずです。私は、「親が自分を育てることで、子供も成長する 」と信じています。
Affect Pathwaysでは守秘義務を遵守していますので、安心してご相談下さい。
2. 地域支援
地域支援では、保護者への学習・ワークショップ、国内外での教員研修、地域のニューロダイバーシティー団体の活動をサポートしています。
保護者と教育機関のワークショップや研修については、メールにてお問い合わせ下さい。
Affect PathwaysではThe Special Education Network & Inclusion Association Vietnam (SENIA Vietnam) 特別支援教育ネットワーク&インクルージョン協会ベトナム支部の活動を支援しています。SENIA は、日本を含め32カ国に支部を持ち、医師、教師、専門家、保護者、学生で構成される団体です。障がいのある人々を擁護し、リソースやサポートを提供することを使命としています。
詳しくはSENIA VietnamまたはAffect Pathways Facebook をご覧ください。