ある保護者からハノイでどのようにしてニューロダイバージェントの子どもの子育てをしていますか?という質問をいただきました。ぱっと考えたときには特に特別なことはしてないよなと思いましたが、実は現在に至るまで様々な工夫や努力をしてきていたことを思い出しました。
まずは、自分自身が子供の特性を理解するために知識を増やすことです。子どもが幼稚園に行き始めてから、年齢や興味、ニーズが変わるたびにさまざまな学習をしてきました。今も続いています。また家の中の工夫も、今では私達の生活の一部になり意識することはほとんどなくなりましたが、毎日のルーチンや食事、睡眠時間、支援道具も本人を理解したうえで整えた環境です。新しいことを始めて慣れるまでには時間がかかります。環境設定でも、知識でも、ルーチンでも取り入れて習慣化するまで時間がかかり、時には昔の慣れた習慣が戻ってくることもあると頭で理解しておくことも大切かと思います。