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親の特性?文化?

幼稚園や学校に入ると集団生活が始まります。

なぜかという知識はなくても、学校や幼稚園の先生方はいろいろな子どもを教えてきた経験から、支援が必要な子どもを見つける能力に長けていると思います。

教師側からは、子どもだけではなく保護者についての相談もあります。

保護者は支援が必要だと理解してくれない、話が伝わらない、メールをしても返信がないなどさまざまです。

保護者自身や周りの家族にも実は発達に特性があり、普段家族だけで生活をしていると周りがおかしいなと感じる言動もその家族にとっては当たり前になっているので、特におかしいとも思わず気づかないで生活をしている人も多いのです。教師側は、話がうまく進まない原因の一つとして、親にも発達に特性がある可能性があることを頭の片隅に置いておくことが大切です。

また、文化によっても社会で子どもに求める言動は異なります。ベトナムに住んでいると、電車やバスの中で電話をしたり、子どもはローカルレストランではあちこち歩き回ったりなど、日本では良いとされないこととがこちらでは当たり前に行われています。二重国籍の子どもも今はあまり珍しくありません。子どもの行動は文化的要素が入っているからなのか、それとも発達の特性から来ているものなのか、子どもに関わる教育者はよく観察する必要があります。

 

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