【緊急告知】明日11月12日、作業療法士と言語聴覚士によるZoom無料相談会があります

【アップデート:終了しました】

今日は作業療法士のザンドリさんだけでなく、言語聴覚士のクローイーさんも参加されて、様々な困りごとの対応策をお話してくれました。
 
自分の子どもの悩みだけではなく、他の保護者が持っている悩みと対応策を聞くことができました。自分が気づいてないことを知ることができたり、これから年齢が上がると出てくる可能性がある問題についても知ることができ、とても有意義な会になりました。
 
次回は11月26日です。完全予約制です。
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明日11月12日朝8時から、 Affect Pathwaysがお世話になっている作業療法士のザンドリが、無料のZoomオンライン相談会を行います(英語)。

ニューロダイバージェントの児童(ADHD、 ASD、 DCD、LDなど)のサポートの仕方やツールなど、さまざまな相談に載ってくださるそうなので、この機会をお見逃しなく。言語は英語になります。質問が特になくても、他の方がどのような相談をするか聞くだけでも参加してみる意義があるかと思います。ご興味のある方は、下記のZoom Linkへ明日朝8時にログインください。

Zoom ID: 765 439 7377  Password: ZANDRIOT

次回の相談会は、11月26日で、予約制になります。料金は、500Kです。ご予約は、Zandri@Zandrie.comへお願いします。

Zandriのフェイスブックの情報は、こちらからご覧いただけます。

 

11月ランチ会のお知らせ

ニューロダイバーシティーに興味のある方、当事者、保護者どなたでにでも参加いただけるランチ会が、11月13日(月)に開催されます。周りに興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、お声がけください。

こちら、参加申し込みのリンクです→参加登録前日締め切り)
 
日時: 11月13日(月)12:00-13:30
場所:  Cedars (住所:29 P. Tứ Liên, Tứ Liên, Tây Hồ)
費用:自分のランチ代
 

原始反射(Primitive Reflex) について

 「原始反射(Primitive Reflex)」という言葉を聞いたことがありますか?

 原始反射は手足も動かせず、コミュニケーションがとれない生まれたばかりの赤ちゃんにとっては必要不可欠な反射です。

 原始反射(primitive reflexes)は、生まれた直後からみられる反射的な行動で、反射とは中枢神経(脊髄ー脳幹)が刺激に対して、自分の意思とは関係なく引き起こされる行動です。原始反射は、主に脳幹の働きによって起こります。発育の段階で原始反射が起こることで、脳への刺激となり脳の発育も促される中枢神経発達にも重要です。

 原始反射は消失するのではなく、脳の発達に伴い前頭葉がコントロール(統合)してきます。タンスの引き出しにしまっておく感じを想像してください。原始反射が何らかの原因で残存していると、困りごととして現れるようになると言われています。

 脳の発育は、下層にある脳幹から徐々に上層へ移行し最終的に大脳皮質が発達し脳が成熟します。そして、その過程で大脳皮質(前頭葉)が育ちながら原始反射をコントロールできるようになります。

 私の子どもがアセスメントを受けた際には、非対称性緊張性頸反射(ANTR) がまだ残存していました。ANTRとは、子どもが仰向けに寝て首を左右どちらかに向けると、首を向けた側の手足が伸びて、片側の手足が曲がるという動作です。ANTRが残っていることにより、絵を書いたり字を書いたりするのを嫌がったり、本を読んでいても読んでいる箇所を見失ってしまったり、文字と文字の間隔が遠すぎたり繋がっていたり、字が汚かったり。今ではだいぶ改善しました。

原始反射には色々ありますが、今回は以下の反射をご紹介します。

  • モロー反射⇒突然の姿勢変化、音などに驚いて手を広げ身体を丸めて抱き着くことで危険な状況から身を守ろうとします(赤ちゃんが寝ているときの動画などを見ると、モロー反射がよくみられます)

  • 吸てつ反射⇒口に触れたものを吸う反射で、舌をなめらかに母乳を反射で吸うことができます

  • 把握反射⇒ 子どもの手足に何らかの刺激をあたえることで、無意識に握る仕草を見せます(よく赤ちゃんの手に自分の指を出すと指を握る動作です。あれは意識的に行っているのではなく、反射です。)

  • 探索反射⇒口付近に触れた方向に頭を向ける反射で、触れた指や乳首を探すかのように左右上下に首を回す動作です(よく赤ちゃんの唇を指でなでると、おっぱいを探しているかのように口を開けて顔を動かします)

  • 緊張性迷路反射(TLR)⇒うつ伏せでも頭を反射的に起こすことができます。前庭感覚への入力をきっかけに(顔や体が色々な方向に動くことによる感覚入力)緊張が入る反射です。具体的に言うと、身体が後方に傾くと伸展緊張が入りやすくなり、前方に傾くと伸展緊張が抜けて屈曲しやすくなります。また、TLRは恐怖心とセットになっていることもあり、この反射を理解していると良く仰向け(歯医者の椅子に仰向けで寝る際やプールやお風呂で仰向けで浮かぶ際など)子どもの中には怖くて、どうしてもできないという子の背景を理解してあげることができると思います。

  • 非対称性緊張性頸反射⇒首の動きによって反射的に手足を動かすことで寝返りがうてます

  • 対称性緊張性頸反射⇒腹ばいからハイハイに移行できます

 

 この原始反射を統合するためのエクササイズや遊びは色々ありますが、私達のお願いしていた作業療法士からは、Rhythmic Movement Training (RMT)のプログラムを紹介され、実践してきました。我が家では私が童謡を歌いながら行うため、子どもは楽しくマッサージをされている気分でいつも喜んで受けてくれています。

 こちらの動画はRMTについてわかりやすく説明されています。また、動画にはそれぞれの原始反射が残存していることによる困りごとも説明されています(英語)。動画内では靴を履いていますが、我が家では裸足で行っています。親子のスキンシップの時間としても、おすすめです。

動画は英語で説明されています。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLcd2f2HDgQLViwHlXjpRrYgx5iuDnbXQ1

参考・引用文献

  1. Mellilio, et al. Retained Primitive Reflexes and Potential for Intervention in Autistic Spectrum Disorders. Neurol., 07 July 2022. Sec. Pediatric Neurology. Volume 13 – 2022. https://doi.org/10.3389/fneur.2022.922322

  2. Konicarova & Bob. Principal of Dissolution and Primitive Reflexes in ADHD. Activitas Nervosa Superior 2013, 55, No. 1-2. https://link.springer.com/article/10.1007/BF03379598

  3. 一般社団法人ここからだ. 原始反射とはhttps://link.springer.com/article/10.1007/BF03379598

  4. Blomberg, Halard & Dempsey, Mona. Movement That Heal:Rhythmic Movement Training and Primitive Reflex Integration. July 1, 2011.