すべての子どもに個別最適な学びの場を提供するプログラムLEARN

東京大学先端科学技術研究センターにLEARNというプログラムがあるのをご存知ですか。

以前、異才発掘プロジェクトROCKETがありましたが、これが2021年6月より新しくLearnに移行されました。

Learnのプログラムは、すべての子どもに個別最適な学びの場を提供するプログラムを提供するのを目的としているそうです。

もし不登校や学校でうまくいっていないお子さん、ギフテッド、発達障がいなど、子どもに学校だけではない学びの場を見つけてあげたいと思っていらっしゃる保護者の方はこのページをを覗いてみてください。

子どもを支援する立場にある保護者や教師のリソースページも設けられていました。

LEARNホームページ

活動拠点は日本国内になります。

Self-Regulation: 無料オンラン講座(英語)

7月19日、無料の自己制御能力支援のオンラインコースが開催されます。
すぐに爆発してしまったり、叫んだりなど、自己制御能力に支援が必要なお子さんいませんか?
また私は支援者本人にも大切な講座だと思います。
どのように自己制御の支援をするか、英語になりますがご興味のある方は是非申し込みをされてください。
講座の後、14日間は録画を見ることができますので、
7月19日にライブで参加できない方も登録されてみてください。
無料受付の申し込み期間が終了しますと、受講に$245かかります。
【講座詳細】
“Break Through” Self-Regulation Interventions for Children and Adolescents!
Presented by Sheetal Parikh, OTD, OTR/L, ASDCS, CYT
The event is available within this portal July 19, 2024, 8:00 AM to 4:00 PM Central, USA

SENIA Vietnam 夏休みのお知らせ

Affect Pathwaysは地域支援として、主にSENIA Vietnamの活動に参加しています。
インターナショナルスクールのカレンダーに合わせて動いているSENIA Vietnam。
8月の新学年度まで夏休みに入ります。
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今年SENIA Vietnamは、ホーチミンでSENIA国際学会を開催しました。その他、保護者や教師への支援、教育機関へのアウトリーチ活動、地域学会や勉強会、イベントなど様々な支援を行ってきました。
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SENIAの活動はすべて奉仕活動。誰もが生きやすいインクルーシブな環境を作るという志のもと、理事メンバーそれぞれが自身の仕事で多忙な日々を送る中、自分の持っている専門性を活かして活動しています。
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理事メンバーは大学職員、インターナショナルスクールの教師、医師、心理士などいろいろな専門性を持っています。ほとんどの学校があと1〜2週間で夏休みに入り理事メンバーも8月の新学年度までそれぞれ一時帰国をする予定です。
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SENIA Vietnam(特別支援教育ネットワーク・インクルージョン協会)の活動に参加をされたい方は、SENIA Vietnam ホームページへ。個人会員登録は無料です。8月からの新学年度もSENIA Vietnamの活動をどうぞよろしくお願いします。

ニューロダイバーシティシンポジウム

時間が経ってしまいましたが、2023年9月21日都内で千葉工業大学の学長を務める伊藤穰一さんがモデレーターとなり、
脳の多様性を持つ当事者や研究者などが集まるシンポジウムがありました。
ニューロダイバーシティについての理解が深まる大切なステップだと感じます。
日本型ニューロダイバーシティーモデルにはニューロティピカル(普通)と言われている人もダイバーシティーの中の一つのカテゴリーに含まれます。
どれくらい時間がかかるかわかりませんが、自分を普通という人もニューロダイバージェントという人もすべての人が差別なく生きやすい社会になることを願っています。

「ニューロダイバーシティを讃えよう」の動画(1時間51分)をご覧ください。

日本型ニューロダイバーシティーモデルについてはこちらをご覧ください。

発語

自閉症、または知的障がい児の中には、発声はするけれど発語はない、言葉がゆっくり、発語はあるが文章につながっていかない、2−3語は言うけれども発音が曖昧で聞き取れないなど様々な悩みを抱えたお子さんがいます。
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私達が心に留めておかなくてはいけないのは、
「発語がない」=「理解が育っていない」ではないということです。
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他の子どもと比べてしまうと時間がかかることもあるかもしれません。
発語だけに期待をするより、どのようにして考えを表出できるかという表出スキル養成にも力を注ぐことが必要だと思います。
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発語なく大人になる子もいるなか、今は様々なツールが開発されてきています。
ACCデバイス、PECSコミューニケーション、Kobariteアプリ、指差しボードなどいろいろあります。
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こちらはACCデバイスを利用してどのように世界が変わったか、自閉症の女性のインタビューです。
YouTubeの翻訳設定から日本語字幕をつけていただけます。
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Nonspeaking autistic woman embarks on journey to advocate for disability rightsーCBS Mornings
https://www.youtube.com/watch?v=mTECNar9yG4