ハイハイ

皆さんのお子さんはハイハイをきちんとしましたか?

またうつ伏せ遊び(親が見守る前でうつ伏せの状態にして、眼の前におもちゃや鏡などを置いて一定時間遊ばせる)をさせましたか?

ハイハイがなく歩き始めたというお子さんやうつ伏せやハイハイの期間が短かったお子さんはちょっと注意が必要です。

というのも、ハイハイやうつ伏せ遊びをすることによって統合される原始反射があったり、首を上下に動かしてものを見る力がつくからです。原始反射が統合されず残っていると後で困り事が出てきたり、首の力がついていないと黒板と机を目で行き来するときに疲れてしまったり、姿勢が保持できなくなってしまうからです。

乳児のお子さんを持つお母さんは、早く歩いたー!と喜ばず、しっかりハイハイやうつ伏せ遊びをする時間を取りましょう。

聞こえと視力検査

小学生の頃、毎年健康診断の時期になると保健室で耳に機会を当てて聴力の検査や視力検査をしたのを覚えていますが、皆さんはどうだったでしょうか。

小学生になって初めて担任の先生に指摘を受けたり、検査結果が帰ってきて初めて子どもが黒板が見えていなかったのに気付いたという方の話を沢山聞いてきました。学習には人の話を聞いたり目で見たりする能力が必要不可欠です。何かおかしいな?と気づいたらまず目がきちんと見えているか、聴力に問題がないか調べてみましょう。

検診に慣れさせるために、ただ座らせてくれたり、病院になれる練習をさせてくれる場所もあります。

もし不安が強かったり、じっと座っていられないお子さんがいたら、子どもの不安を取り除けるように最初に病院に電話をして先生と話しておいたり、一度ではなく数回通ってできればいいと考えておくと連れて行く方も気が楽になります。

バーンアウト

ニューロダイバージェントの子どもはそれぞれ素晴らしい特性を持っていますが、

インクルーシブな環境や周りの理解がある場所にいない場合は、いろいろなチャレンジがあります。

そんなチャレンジに立ち向かう子どもを支援する親はバーンアウトを経験することがあります。

私もその一人です。

子育てをしていて、以下のような症状があれば自分を労る時間を取りなさいというメッセージだと思ってください。

音楽を聞いたり、ピラテスに出かけたり、外に散歩に出かけたり、美容院にいったり、一緒にいてつかれない友達とお茶をしたり、期間を決めてメイドさんを雇ったり、子どもと放課後遊んでくれる人を雇ったり、小さいことでも自分のために時間を作ってみましょう。

下の症状は更年期の症状とも被りますが、まだ更年期を迎えていないお母さんは自分の体のサインを無視しないようにしましょう。

やる気が出ない

まるで頭の中にモヤがかかったようで、ぼんやりして物事が思い出せない

食欲がわかない

食欲の変化(増えたり、減ったり)

あまり気を使えなくなる

常に疲れていると感じる

否定的な態度が増える

常に心配や不安がある

楽しいと感じる機会が減っている・楽しくなく感じる

やめたくなる

 

 

11月ランチ会

11月のランチ会はタイホー地区にあるHanoi Club内1階カフェで行われます。

前回の9月と10月は、専門家の方やニューロダイバーシティーに興味のある方にもご参加いただきました。

11月からは、保護者のみのランチ会に戻ります。

様々な国籍の保護者が集まりますので、是非ご参加ください。

 

感覚プロファイル

皆さんは、外から入ってくる感覚を処理する能力が私達の日常生活や学校生活に影響があることをご存知ですか。

先月ある生徒の感覚処理の特徴を分析する機会があり、感覚プロファイルアセスメントの結果をもとに学校へ支援対策をお伝えしました。

クラスの担任やカウンセラーは、これを元にすぐ支援を開始。生徒は支援に対しすぐ反応し、クラス内での困り事が減っていると連絡がありました。個人に合わせた支援をするうえで、子どもの感覚の特徴を知ることも大切ですが、このように学校側ですぐ支援を入れてくれるのは本当にありがたいことだと思います。

お子さんの感覚処理能力(感覚のノブ)を理解しておくと、子どもの行動も理解しやすくなります。