以前、保護者の方から子どもの安全を考えた家でできる工夫について質問がありました。
家の中で過ごす時間が長くなり適度な感覚導入が体に入ってこないと、感覚刺激を体が欲して家具などの重たいものを動かしたり、反対に過剰刺激(Overstimulation)になったたときには、暴れたり、外の広いスペースに出たがったり、歩きまわることで固有受容覚に刺激を入れて落ち着きを取り戻す行動を取ることがあります。
今回は、さまざまな家庭で行われている工夫や対策を外部リンクを含め、情報をお伝えします。
家具を移動したり倒したりする子どもについて
ある保護者サポートグループ内では、子どもが毎日家具を移動させてしまうという困り事が多数共有されていました。
これは、家具を移動させることによって、固有受容覚への感覚導入を求めていることが考えられます。固有受容覚への感覚導入は英語でHEAVY WORKと言われていますので、もし足や手で家具を倒したり、移動させたりするお子さんがいらっしゃる場合は固有受容覚への感覚導入をもっと行ってみてください。
こちらのリンクに家でできるHeavy Workについてあります。
もし家から勝手に飛び出して迷子になったり、交通事故を心配されている場合
住まい
マンション:玄関から出ても、建物内を出るのにエレベーターや管理人室前を通らなくては行けない作りで、子どもを持つ世帯が多く入っているマンション。セキュリティーカメラが建物内に設置されている場所。管理人常駐。
一戸建て:玄関の目の前が道路になっているところを避ける。車庫や玄関にゲートがある家を選ぶ。
地域
地域の交番に出向き、コミュニケーションが取りづらいこと、一人でいなくなってしまう可能性を相談しておく。何かあったらどのような手順(連絡先など)を踏めばよいかあらかじめアドバイスをもらっておく。
町内会長や管理人、レジデンスの役員に一言挨拶しておく。
レスパイトケア
レスパイトケアについて
書籍
知的障害/発達障害のある子どもの住まいの工夫
インフォメーションページ
家具の工夫
自閉症っ子目線の住まいづくり(玄関・窓など)
たーとるうぃず
家具の固定について
部屋にあるあらゆる家具を倒したり、押して移動させたりするお子さんの保護者からは、倒れないように家具を固定する意見がありました。地震対策を兼ねて、突っ張り棒を家具につけるのも良いかもしれません。また家具ストラップをつけることもできます。
家具ストラップ
ドア対策
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ドアの内鍵を必ず倒す
人材(見守り、家事補助:掃除・洗濯・料理、育児支援)
地域のシルバー人材センター
看護師家政婦
災害の事前対策について(防災)
活断層上に住む地域が位置している場合は、災害に備えて、こちらをご覧ください。