ニューロダイバーシティーウィーク

来月3月17日から21日はニューロダイバーシティーウィークです。

ニューロダイバーシティーって聞いたことがあるけれど、何だろう?って思ったことありませんか。海外ではよく発達障がいなどを持つ人達のことをいいますが、日本のニューロダイバーシティーサロンや子ども・青少年育成支援協会の定義には、ニューロダイバーシティ(neuro-diversity)とは、「脳多様性」や「神経多様性」などと訳される言葉で、具体的には「脳や神経の在り方には、人それぞれに違いがあり、それらは人間の多様性の一つとして尊重されるべきである」とする考え方を指します。つまりこの考え方は、発達障がいのある人のみならず、すべての人を対象とすることを前提としています。

周りに、または家族にニューロダイバーシティーが存在しているかも知れません。是非ニューロダイバーシティーウィーク中に、子どもと話し合ってみたり、発達障がいのお子さんをお持ちの保護者は下のポスターを使って、家族の中でそれぞれ自分がどこの段階にいるのかを話し合ってみてください。

ALUP Levels_Japanese

 

体の中のメッセージを感じる内受容感覚について

お腹が空いている、トイレに行きたい、喉が乾いている、暑い・寒い、疲れているなどを感じにくいお子さんは、そのまま過ごしていると身体のコントロールが効かなくなり急に爆発してしまったり、癇癪を起こしてしまったりします。身体の中のメッセージが脳に届きにくい状態になっている(内受容感覚がうまく働いていない)と考えられるからです。

皆さんは内受容感覚という感覚、聞いたことがあるでしょうか。とても大切な感覚です。ここに課題があると、いろいろな困りごとに繋がります。

こちらのビデオは自閉症の女性が登場し、自分の経験を交えて内受容感覚について述べています。

自動翻訳設定から、日本語を付けてご覧ください。

アメリカには内受容感覚訓練(Interception Training)を専門にする作業療法士(OT)もいます。

家庭でできる工夫としては、本や映画を見ながら出てくる登場人物の気持ちや行動の理由を親子で一緒に話し合う。Body Scan/Check-In を様々な状況のときにする(例:ご飯を食べる前にお腹に手を当ててみる、音を聞いてみる、食べたあとに気持ちや感じ方の違いを話してみる、走る前と後に心臓に手を当ててみる)などです。体内の感覚と理解を結ぶつけることで、少しづつお子さんも自分の内側の状態が言葉や指差しで表現できるようになっていきます。

 

映画「Sensory Overload 」

感覚過負荷「Sensory Overload」で癇癪を起こしたり、コントロールが効かなくなってしまうお子さんいらっしゃるかと思います。

感覚過負荷について作られた映画「Sensory Overload」がHuluで3月3日から配信される予定です。

これを見ると様々な気づきを与えてくれると思います。

映画予告 

この映画では、身体の外から入ってくる感覚に敏感になることはその人の欠陥ではなく、単なる個人の違いの一部であることを伝えています。私も頭痛がしているときは、部屋の明かりが眩しく感じたり、疲れているときは普段気にならない音も気になって落ち着きません。このメッセージは、誰もが安心して成長できる空間(インクルーシブな環境)を作ることの重要性を強調している映画です。

2月:まなびカフェ開催のご案内

2月のまなびカフェのお知らせです。

こどもの中耳炎と脳を育てる五感についてお話を聞きに来ませんか?

参加費は無料です。また、託児はありませんがお子様連れが可能となっております。

先着20名となっておりますので、お誘い合わせのうえお早めにお申込ください。

時間や場所の詳細は申込みQRコードからご確認ください。

 

SENIA 2月ランチ会のご案内

多国籍の保護者が集まるランチ会です(発達障がい・グレーゾーンのお子さんの保護者)。
是非一度ご参加ください。
申込みはポスターQRコード、もしくはこちらのリンクから。
日時:2月19日(水)午後12時から13時半
場所:Tung’s Kitchen Vietnamese Cuisine & Vegetarian Food (地図
申し込み:リンク
費用:自分のランチ代
質問のある方は、info@affectpathways.com (千葉)までご連絡ください。