社会行動マップ (Social Behavior Mapping)

社会的行動マップSocial Behavior Map) をご存知ですか?

私の子どもは自分の行動が他者にどのような影響を与えるか考えることが苦手で、いつもよく考えずに行動を起こしてしまいます。

現在我が家ではこの社会行動マッピングツールを使用して行動の視覚化をする練習を取り入れています。

自分の行動が他者にどのような影響を与えるかを視覚的に表現することで、予想される結果を理解し、ソーシャルスキルの向上を目的に使われる支援ツールの一つです。特に自閉スペクトラム症や社会的認知に困難を抱える人々にとって、さまざまな状況で適切な対応につながるように支援するツールです。

  • 社会行動マッピングの利点は以下の通りになります:
    社会的相互作用を視覚的に理解する
    自分の行動が他者の考えや感情に直接どのように影響するかを見ることができる
  • 社会的認識の向上:
    さまざまなシナリオを使ってマッピングすることで、さまざまな状況で適切に対応する方法を理解することができる
  • 社会的状況に対するスキルの習得:
    マッピングを通して適切な反応を練習し、自分の行動を予測する
  • 自己調整(Self-regulation) 支援:
    自分の行動の結果を視覚化することで、自己調整能力を身につけ、自分の行動をより意識的に選択できるようになる
  • パーソナライズ:
    社会的行動マップは特定の状況や個人のニーズに合わせることができるため、さまざまな学習スタイルに適応することができる
  • コミュニケーションと協力:
    マッピングを一緒に見ることで支援をする人とのコミュニケーションを容易にし、より良い理解と協力を可能にする
  • 早期介入の可能性:
    肯定的な社会的行動を促進するために、子どもや青年に使用することができる
  • 社会行動マッピングの恩恵を受けられる人はこれらに限りませんが、例として
    自閉スペクトラム症(ASD)の人
    社会不安やその他の社会的コミュニケーションに困難を抱える人々
    学校での友達関係に悩む生徒
    などになります。

社会行動マップ(グループ活動)

社会行動マップ(個人)

 

12月まなびカフェ:あと残り数席です

12月10日はFamily Medical Practice Hanoiにて、まなびカフェがあります。
この日は、資産運用コンサルタントをされていた方をゲストスピーカーにお招きし、「子どもの未来を一緒に考える:安心できる相続・贈与の対策と実例」というテーマでお話しいただきます。
遺言について、教育や生活費の贈与の方法、チームで進める相続対策など、その他たくさんのお話を紹介していただきます。
なかなか個人では聞きに行けないお話です。是非この機会に皆さんと一緒にまなびませんか?

ADHDについて学べるYouTube

アメリカで有名なADHDのユーチューバーがいます。

登録者は178万人を超え、いろいろな専門家も登場します。

「How to ADHD」というチャンネルで、本も出版しています。

彼女のYoutubeは色々学べますので、是非お時間のあるときに設定から自動翻訳を日本語にして見てみてください。

https://www.youtube.com/@HowtoADHD/community

 

 

自己刺激行動(Stimming/Stim)

自己刺激行動は不安を感じているときに気分を和らげたり、自身に落ち着きをもたらしたり、反対に気合を入れたいときになどにあらわれる行動です。
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長い髪の毛の先をクルクルする、爪噛み、貧乏ゆすり、鼻歌、口笛、指を机にトントンする、大勢の人の前でスピーチする前の咳払いもその一つと言えます。Stimmingは自分や他人を傷つけたり、迷惑にならない程度であればやめさせる必要はありません。ニューロダイバースな子ども以外でも私達の周りにはこのような行動をする大人が見られますよね。
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自己刺激行動には様々あります。皆さんはどの様なStimをしていますか?
Visual from @Mollys ADHD mayhem

ついにこの時期がきました

いよいよ来ました、Black Fridayにクリスマスセール。

実はこの時期は聴覚や視覚に感覚過敏がある子どもにとってはチャレンジングな時期です。

私の住むレジデンスの外ではよくコンサートやイベントが行われますが、いつも夜10時過ぎまで大きな音が家の中まで聞こえてきます。

学校では大勢集まってクリスマスコンサートの練習、大きい音に音楽、目がチカチカするくらいのクリスマス飾りやライト、Black Fridayセールに行くと大きな声で話すベトナム人に、たくさんの人と熱気。

大人の人でも、日本の初売りセールや福袋販売に押しかける人混みが苦手な人がいるかと思います。行くぞと決めても、商品より周りの感覚刺激に圧倒されて何も買わずに疲れて帰宅する人も。

ShoppeeやLazadaのオンラインショピングでは心配ありませんが、感覚過敏を抱えているお子さんをお持ちの保護者の方は、子どもを無理に買い物に連れて行かず、誰かに預けてショッピングを楽しんでこられてください。