【必ず下調べを】
海外赴任の通知が会社から来ました!行き先はベトナムです。
次に考えるのは、住まいや子どもの教育機関だと思います。
ベトナムには日本のような療育施設や公的支援がないため、子どもに知的障害や発達障害、身体障害がある場合、こちらでは自分たちで子どもをサポートする資金や知識、英語やベトナム語の運用能力が必要になってきます。
こちらに赴任してきてから、日本人学校や医師からは日本へ帰るのが一番とよく言われることもあります。そんなこと言われても・・・とベトナムに来てから困るよりも、来る前にきちんとした下調べがとても重要です。
こちらの日本人学校の運営は私立。公立のように誰でも受け入れるというスタンスではありません。中学受験をさせたいという保護者がいたり、特別支援教室もなく、支援に関わる教師もいません。また、日本で使っていた栄養食や薬がすべてこちらの医療施設手に入るとも限りません。ベトナムのご飯の匂いが合わず、さらに偏食になってしまったケースもあります。
ベトナムに来てからだめだったとなる前に、赴任先の教育機関や医療機関に問い合わせをしっかり行ってください。日本人学校に入れなかった場合は、受け入れてくれるインターナショナルスクールに子供を入学させるケースがあります。その場合、コミュニケーションの問題がないか、インターナショナルスクールの学費を会社が払ってくれるのか、手出しでも生活がしていけるのか、真剣に考える必要が出てきます。
6月11日のFacebookに関連記事「支援に繋がらない子ども」があります。赴任前にこちらもご確認ください。
https://web.facebook.com/profile.php?id=61551544490471
お子さんが預かり型ではなく、教育型療育施設に通っている場合は、個人の特性に合わせた短期・長期目標や計画書・経過報告書などが作成されているはずです。それを読んでどんな支援が必要か理解したうえで、赴任前に日本からこちらの幼稚園や小学校に支援ができるかどうか確認の連絡をすることが大切です。
海外赴任をしてから、子どもの特性を支援してくれる施設がないとなる前に、
日本に帰って支援を受けるのが子どものため、と言われる前に家族で別の選択肢もきちんと考えておきましょう。